―窓から「創エネ+省エネ+レジリエンス」を検証―

 

株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティング(神奈川県川崎市/代表取締役社長 柳澤隆、以下当社)と株式会社GSIクレオス(東京都港区/代表取締役 社長執行役員 吉永直明、以下 GSIクレオス)は、次世代の再生可能エネルギーである光透過型有機薄膜太陽電池(ST-OPV)の社会実装に向け、このたびSDRS株式会社赤城事業所内の大会議室にてST-OPVの共同実証実験を開始しました。本実証は、政府のGX方針(再生可能エネルギーの主力化、建築物の省エネ強化、分散型電源の拡大)に整合し、S+3E(安全性・安定供給・経済性・環境)を満たす都市型ソリューションの検証を目的としており、将来的に自治体、商業施設など災害時の避難所となる拠点への展開を計画しています。

 

【本実証実験の背景と狙い】

当社とGSIクレオスは、SDRSの主要生産拠点である赤城事業所内の大会議室にて、ST-OPVによる創エネ、省エネの実証実験を開始しました。本実証実験を行う会議室は、南向きで大面積窓ガラスを有しているため、予てより日射による室内の温度上昇が激しく、ブラインドをしても空調が十分に機能しない、という課題がありました。

本実証実験では、ST-OPVフィルムを窓ガラス全面に貼付し、SDRS製冷蔵型および非冷蔵型自動販売機への給電能力を検証するとともに、遮熱効果による室内空調出力の低減についても評価します。本実証実験で十分な発電、遮熱効果が得られれば、同じ建屋にある大食堂の南面を覆う窓ガラス全体へ展開する計画です。

更にこの試みは国や自治体向けに「自立型レジリエンス避難拠点」の提案を行うことを想定して実施するものです。この自立型拠点は、ST-OPVの省エネ・創エネ機能により運用コストとCO2の削減を実現し、平時には市民の憩いの場として多目的に使用することができるほか、災害時には避難所として機能し、住民に必要なサービスを提供します。

具体的には、鉛などの有害物質を含まない安全安心なST-OPVを窓面に貼付し、蓄電池+SDRS製自動販売機(冷蔵・非冷蔵)をパッケージ化することで、災害時に外部電源が途絶しても、基礎インフラ(照明・通信・端末充電等)あるいは飲料や必要物資などを最低72時間提供する自立型システムを確立し、自治体へ提供することを目標にしています。

 

【実験概要】

実証場所  : SDRS株式会社 赤城事業所

実証期間  : Phase 1=2026年4月~2027年4月(約1年間を予定)

        Phase 2=2027年4月~2028年4月(約1年間を予定)

共同実施  : SDRS株式会社  株式会社GSIクレオス(当社親会社)

設置面積  : Phase 1 大会議室 約10平方メートル(ST-OPV 18枚)

        Phase 2 大食堂 約150平方メートル(ST-OPV 270枚)

実証内容  : 室内に設置した光透過型有機薄膜太陽電池(ST-OPV)の発電性能(kWh/㎡/方位・季節・照度別)、低照度時の出力特性、ピークカット効果、実装性および遮熱効果の評価、冷蔵施設への給電評価

【ウロボロス・パワー・ハーベスティングについて】

株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティングは、GSIクレオスのOPV事業子会社として、光透過型有機薄膜太陽電池(ST-OPV)の研究開発・製造・社会実装を推進する次世代エネルギー企業です。軽量・柔軟・高透過なフィルム型太陽電池により、建築物やモビリティなどあらゆる空間を発電インフラへ変え、脱炭素とレジリエンス社会の実現を目指しています。

 

【GSIクレオスについて】

GSIクレオスは、国内に9、海外に27の事業拠点を持ち、“繊維”と“⼯業製品”の両事業をグローバルに展開する事業創造型商社です。繊維原料から、生地、アパレル製品、化学品、ホビー商材、機械、半導体部材、ナノテクノロジーまで、国内外のネットワークを駆使して幅広く事業を展開しています。

「次代の⽣活品質をめる 事業の創造者として びとの幸せを実現する」というパーパス(存在意義)のもと、ESG 経営を推進し、社会課題の解決と⼈びとの幸せの実現を⽬指しています。

 

<本件に関するお問い合わせ>

株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティング Tel:044-322-5602
株式会社GSIクレオス 経営企画部 企画広報課  Tel : 03-5418-2122