― 窓から始まる分散型GX ― 創エネ・省エネを同時実装
株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティング(Ouroboros Power Harvesting/以下、OPH)は、世界最大級の有機薄膜太陽電池(Organic Photovoltaic, 以下、OPV)製造グループである Power Harvesting Dynamics Semiconductors Impressos LTDA(以下、PHD)とともに、2029年度以降の国内OPV製造開始を目指し、日本国内における光透過型OPV(Semi-Transparent OPV, 以下、ST-OPV)の事業化を本格始動します。
OPHは、株式会社GSIクレオスとPHDの合弁会社として設立され、超軽量・半透明で既存窓ガラスへ後付け可能なST-OPVを核に、ビル・商業施設・公共施設などへの創エネ・省エネ機能の同時実装を推進します。
【背景と目的】
我が国は2011年以降、全電源における再生可能エネルギーの比率を拡大させてきました。中でも太陽光発電は2023年度には全電源の9.8%に達しており、2040年までに23~29%に拡大する目標を掲げています。一方ではウクライナ、中東など地政学的な面からエネルギー供給の不確実性が顕在化しており、国内での安心・安全なエネルギー源の確保が強く求められています。こうした複雑な環境下では、単にエネルギー供給を増やすだけでなく、総エネルギー消費量の抑制、つまり「エネルギーを賢く使い、需要そのものを減らすこと」が不可欠です。
OPHは、株式会社GSIクレオスとブラジル・PHD社との戦略的事業提携を基に設立されました。これまで実施してきた様々な事前調査および実証実験の総合的な評価を踏まえ、このたびPHD社の有するOPV製造技術を活用し、日本国内でのST-OPV製造に着手します。これにより、数年後には地政学的リスクや輸入に伴う様々なリスクを低減した日本製OPVの実装が可能となります。
また、これまでの調査では、シリコン型太陽電池(Si-PV)やペロブスカイト型太陽電池(PSC)とは競合しない領域において、光透過型OPVの需要が国内だけでも数千万平米/年以上存在することを確認しています。OPHは、国内製造開始後、数年以内には数十億円規模、2030年代半ばには100億円規模の売上を目指します。
OPHは、既存の窓ガラスに後付け(レトロフィット)できる安心・安全、超軽量・半透明で高い遮熱性能を誇るフィルム型OPVを、再生可能エネルギーの新たな選択肢として提案し、ビル・商業施設、農業分野などへの社会実装を進めてまいります。創エネと省エネを同時に叶えることにより、持続可能なエネルギー社会の実現を目指します。
【事業概要】
OPHは、日本国内におけるST-OPVの製造・販売・施工・実証を一体的に推進します。
特に、既存窓ガラスへ後付け可能なレトロフィット型ST-OPVを強みとし、以下分野への社会実装を進めます。
- オフィスビル
- 商業施設
- 公共施設
- 農業施設
- モビリティ分野
創エネと省エネを同時に実現することで、新たなエネルギーインフラの構築を目指します。
【今後の展開】
OPHは2029年度以降の国内製造開始を目指し、日本製装置・素材を活用した国内サプライチェーン構築を推進します。
また、実証実験や顧客導入を通じて発電性能・遮熱性能データを蓄積し、ST-OPVの社会実装拡大を加速していきます。
中長期的には、日本国内のみならずグローバル市場も見据え、次世代有機エレクトロニクス分野への展開も進めていきます。
【会社概要】
名 称 : 株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティング (Ouroboros Power Harvesting Corporation)
所在地 : 神奈川県川崎市川崎区南渡田町1-1
資本金 : 51百万円(予定)
資本構造 : GSIクレオス51%、PHD49%(予定)
代表者 : 代表取締役社長 柳澤 隆 (GSIクレオス フェロー)
事業概要 : OPV製造、次世代OPVおよび有機エレクトロニクスの研究開発
URL : https://www.oph-jp.com/
<本件に関するお問い合わせ>
株式会社ウロボロス・パワー・ハーベスティング Tel:044-322-5602